「痛え……」

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ふと、物音がして、目が覚める。 辺りは真っ暗で、時計なんて見えないけど、今が夜だってことは理解できた。 キッチンで何かが刻まれてるような音。 母親が帰ってきて、料理でもしてんだろう。 もう俺の人生は終わってる。 これはただの余生で、ともすれば俺は人間ですらない。
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