ファンタジー設計の注意点~プロット編~

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●ロー・ファンタジーに現実世界の人物を混ぜる これは前に述べたように、実はかなり大変な作業です。何せ、すでに地位から生き様まで創られた人物を登場させるわけですから。 既存のものをレンタルするような気持ちで軽々しくそれを利用しようとした方は、まずその考え自体を直す必要があります。 また、一番厄介なのはその人物の配置を変えてしまう事です。これはよくある事ですが、それによって性格がねじまがった人物はもう目もあてられません。 これは、北方謙三氏のような力技を持った文豪の方にしか上手くできない手法なので、相当の自信がない限りはお薦めいたしませんね。 とはいえ、これをしないと話が進まない方もいらっしゃるでしょうから、最低限の注意を ・歴史を歪ませない これは一番重要な事です。国のスタッフや王なんかを普通の歴史より早く殺してしまうのは関心しません。そこに生まれた空白によって自分の首を締めかねませんしね。
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