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ファンタジーの起源は、民族原初の神話伝説が元になっています。
主な例としては「ギルガメシュ叙事詩」や「アーサー王伝説」などが有名ですね。
そんな中、中世にはファンタジーの中でも様々な作品が見られるようになりました。しかし、その当時はダンテの「神曲」などのように、大人向けの格調高い作品がほとんどでした。
準近代的なファンタジーが生まれたのは19~20世紀初頭にかけて隆盛を誇ったリアリズム文学に対するアンチ・テーゼが求められた時代です。
この時のファンタジーは、児童文学と混入されたような作品が多めでした。
そして、近代のファンタジーの流れを作ったのは間違いなくトールキン氏の「指輪物語」や「シルマリルの物語」でしょう
この頃から魔法と剣が登場するファンタジーが急速に増え、これらが「トールキン的文学」として見なされるようになります。
これは、元々は地元の神話などが存在しないアメリカ人などの台頭などが背景にあります。理由はどうであれ、これ以降トールキンの創りこまれた世界観は我々に多大な影響を与えます。
例えば、現代の作品に登場する「エルフ」という種族は指輪物語のもの(スカンジナビアの方の伝承によるエルフ)がモチーフになっている可能性が非常に大きいです。
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