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ーーガラリ。
音が聞こえ、Z組メンバーの視線が扉に集中する。
Z組メンバーの視線の先には教卓の横で恥ずかしげにうつむく彼女は噂の転校生らしい。
銀八は黒板に転校生の名前を書き終えてざわめくメンバー達を黙らせる。
「オイ!いいか、おまえ等。転校生の石崎真理亜だ。見てのとおりオマエらと違ってデリケートだから羽だから飛んじゃうから。分かった?特に、男子!真理亜ちゃんに何かしたら分かってんだろ~な??ぁあ!?」
「羽になって飛ぶとかどんな例えだよ!!男子!って、僕も危険信号ですか?!僕はむしろ、ここの大事な止め役ですよ!!」
「えぇ~っと。何かメガネみたいのはシカトして、『僕、今、ツッコミましたよね?!何か変な事でも言いましたか?って、完全、無視。聞け!!コラァ!!』真理亜ちゃんの席はとムナクソ悪いが沖田の前しかねぇーが、お前の席な。口説いたりしないように!以上!」
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