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(そういえばなんで軍隊に貴族がいたんだろ…)
戦闘が終わり、引き分けとなったので組織スィーツィアは引き上げて行った。
ボーっとしているグルトに藍が話しかける。
「君、大丈夫か?怪我はないか?」
「あ、はい。お陰様で。」
「良かった…。その少女は身内かい?」
「…いいえ、ボク、観光でこの国に来たんですが、宿を探しているうちに人が居なくなったと思ったらこの子が追われてて。」
「そうか…拙者たちも今日来たばかりなんだ。しばらく滞在するというなら、拙者たちの家に来るといい。」
「え、あ、藍ちゃん!?ダメなんだな、こんななよい男、ダメなんだな!!」
「はぁ~?冠太、なよいのはお前もだろぅが(笑)」
初めてしゃべっているメガネの男は聡明さはなかった。チャラかった。
「う~っそ、それは…なんだな…」
「で、どうする?お前がいいなら我はいい。」
メガネの男が手を差し出してきた。
グルトはその手をギュッと握った。
「ーよろしくお願いします!!」
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