青年の受難 彼女達との遭遇

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「そういえばまだ自己紹介がまだだったなぁ。我は葛餅参謀長こと嘉頭眞だ。で、コイツが寒天騎士こと冠太。コイツは非戦闘員だ。」 「で、俺がういろう嬢こと早苗だ。剣道は楽しいぜ、教えてやるよ。」 「えと、ボク、グルトです。通称みたいなのはありませんが、ヨーグルトです。」 「ほぅ、ドイツ生まれのか。我らは通称通り日本生まれの和菓子集団だ。とりあえず我、藍、早苗、寒太は同郷だが、そっちの2人はちと特殊でな。自己紹介、よろしく。」 「はーい。あたいは桜餅少佐こと桜だよ。前はとある国の軍隊の話し合い担当だったんだ。戦うの、よくないと思うよ!!」 「むしろあなたがいない方が助かります。私は蕨餅少佐補佐官、蕨です。どうぞ、よろしく。」 全員の紹介が終わり、冠太以外に歓迎されながらグルトは和菓子集団に溶け込んだ。 「…ねぇ、おにぃちゃん…ほんとにわたしもいいの?」 グルトに背負われたベリータルトの少女、苺は不安げにグルトにしがみついた。 「みんながいいって言ってるからいいんだよ。」 にっこり笑いかけると、苺は安心したのかすぅすぅと寝息を立てて眠った。 グルトはそんな少女の暖かさを背中に感じながら、これからのことを少し不安に感じつつ、屋敷へと向かった。
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