青年の覚醒、彼女達との交流

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「お早う、みんな。きちんとエネルギーを取って今日の戦いに備えてね。」 藍は御盆になにやら赤く丸いものを乗せて、そう言った。 彼らは食事という概念がない。 けれど、生きているからにはエネルギー源が必要だ。そのエネルギー源というのは人間の食べ物を美味しいと感じたときに生まれるStolz(シュトルツ)という球状の結晶体だ。 それを補給するために彼らは人間へ仕事をしに行く。 仕事をしなくても、国に何らかの方法で手に入れたらしいシュトルツがあるので最近は仕事をしない人もいるらしい。 「あ、今日のシュトルツはなかなか純度が高いんだな。嬉しいんだな!!」 「冠太、お前は戦わんだろう。全く、我はなんでお前が一緒に来たのか不思議でたまらんよ…。」 ふー…とため息をつく嘉頭眞。グルトはさっき仕事の時間を藍たちにも伝えたので出かける準備をしていた。
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