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《1890年
イギリス ロンドン
リオの骨董屋にてー》
アラン
「うわー
また通り魔だって。
今回はころされてるよ。
えーと…この事件は
夜道を一人で歩いてる所を
男女問わず狙われており
死亡例の他
重度の失血により
前後の記憶が無い者も多数…
被害者はみな、
手首や首筋に傷があり
吸血鬼のしわざではないかという
噂もある…
なお、犯人はまだ捕まっておらず
…だって…怖いよねぇー。」
リオ
「…新聞記事はいいけど
アランくん決まったの?
もう店閉めたいんだけど。
ワイン一本飲んじゃったよー?」
アラン
「まだ迷ってるから待って!!」
リオ
「早く決めろよ!!
何時間迷ってんだよ!!」
アラン
「だって!!
ゴールドとシルバー
どっちがエミリアに合うか
決められないんだもん!!」
リオ
「………」
アラン
「リオは
どっちがいーと思う?
銅はないんだよね?」
リオ
「知るか!![★]
ほんっとうに優柔不断だなお前は!!
写真入れるだけだし
何でもいーじゃん。
プレゼントじゃねーんだし」
アラン
「よくないよ!!!!
前のはそりゃーエミリアの可愛さを
引き立てて………!!」
リオ
「じゃー、前の割るなよ」
アラン
「ぶー………………」
(いじける)
リオ
「ったく、しょーがねーなー……
…っと、これは?
展示品だけどキレイにしてるし
かっこいんじゃね?
バラのモチーフ付いてるしさ」
アラン
「わ…これいいね…」
リオ
「だろ?特別だぞー」
アラン
「エミリアは…バラが好きだったんだ…」
リオ
「………」(苦笑)
アラン
「ありがとう
貰っていーの?」
リオ
「いや、金は払えよ
何言ってんだ」
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