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「う、うう……」
「おいおい大丈夫か?顔が真っ青だぞ。」
「ゆ、友助……」
「……また、亜里花の夢か?」
「…………うん。
あの日から毎日のように、ね。」
「その、なんだ……
お前だけの責任じゃあない。
そもそもボールを転がしたのは俺だったんだ。
お前だけのせいじゃない。」
「友助……」
「亜里花がお前にとって特別なやつだってのはわかってるけど……
あんまり引きずるなよ。
その……」
そこで友助は一旦言葉を止め。
「……俺もいるんだからさ。」
「……ありがとう、友助。」
「気にすんなよ。俺達、親友だろ?」
「そうだね。いい加減に気持ち、切り替えなきゃ……」
と、その時、教室のドアが開いた。
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