『追憶』

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「ありがとう友助、助かったよ。」 悠人は隣の席にいる友助に礼を言った。 「なあに、気にすんなよ。 あのまま捕まってたら、放課後に先生の家直行コースだったろうからな。」 「あはは……氷楽坂先生はいい人だけど、 生徒を無理矢理家に連れ込むのはやめてほしいな……」 「だよなあ。 犯罪スレスレだぜ。 俺なんて前連れてかれた時は……」 と、そこで。 「はーい次が最後よ! 千島友助くん!」 「げげ、やっぱりな…… じゃあちょいと行ってくるわ。」 「う、うん。 ……気をつけてね。」 「なんかあったら骨は拾っておいてくれ。」 友助は肩を落として先生の元へ行った……
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