―――招待状.

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爽やかな風が街を駆け抜けていく昼下がり。 青年はロンドンの街を歩いていた。母親に頼まれた晩ご飯のパンを買い、休日ということもあり賑やかな広場を横目に家に向かう。 やがて賑やかな通りを抜けて、人通りの少ない路地に入った。 人通りの少ない路地には、一人の男が立っていた。 黒のスーツに黒のネクタイをして、同じく黒のサングラス。 ぱっと見た印象はまるでSPのようだった。 なんだか物騒な雰囲気がして、青年はなるべく視線を合わせないように横を通った。 「カイト=バーレン君だね?」 .
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