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閑はただ私の髪に指を絡めるだけ。何も聞かない……それがどれだけ救われる事か。
「大丈夫だよ、閖。大丈夫」
「……うん」
どうしようも無い位に優しい閑。
閑が居るから、私は頑張れる。
閑が居るから私は“こんな世界”でも生きて行こうと思える。
閑の存在が、どうしようも無い位弱い私を強くしてくれる。
「ごめん、閑。ありがとう」
「良いんだよ、閖。俺は閖が大好きだから」
私も大好きだ。他の神たちに嫌な事をされたって、私の前では笑ってくれる閑。
私の所為で苦しんでいるのに、私を嫌わないで居てくれる閑。
ねぇ、閑?
この先、何があっても君は私の傍に居ると、嫌わないと、何時も言ってくれる。
私も同じだよ?この先何が起こっても、私は閑を好きで居る。絶対に……。
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