神の心の共鳴

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私は閑の胸に押し当てられている為、彼の表情を見ることは出来ない。でも、彼が怒っているのは分かる。 「お前さぁ、何勘違いしてんの?」 「?」 「俺は閖以外の誰かと組む気は毛頭ない。そして、コイツを道具だと思った事はない」 閑は私を腕から解放すると、ゆっくりと彼に近付く。そして、彼の腹を殴った。 踞った彼の髪を掴むと、閑は私たちに聞こえない声で囁く様に言った。 「俺は閖を望んだ、俺も閖を望んだ……元々お前に俺たちの間に入れる隙なんて無かったんだよ……分かるよな?……次は無いと思え?本気でお前を潰すからなっ」 「っ!!」 閑は彼を解放すると、私の処に来た。そして、頭を優しく撫でるとニッコリと笑う。 私は首を傾げて閑を見るが、閑はただ笑っているだけだった。 「閖っ」 「愛結!!」
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