神の心の共鳴

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愛結が心配そうな声で私を呼びながら抱き付いてきた。私はそんな彼女を受け止める。 「愛結、大丈夫?」 「私は大丈夫だよ!!それよりも閖は?」 「私も大丈夫っ」 私の安否を確認すると、愛結はホッと胸を撫で下ろす。 自分だって突き飛ばされたのに……本当に優しいんだから。 「アイツに何を言ったの?」 泣き崩れている彼を見ながら、稔は珍しく自分から閑に声を掛ける。 閑は企みを含めた笑みを浮かべ、人差し指を自分の口に当てる。 「内緒っ」 稔はポカンとして閑を見るが、閑はことごとくそれをスルーした。 私たちがそんな事をしている間に、先生たちから集合が掛かった。 さっきのクラスメイトは先生に連れられてこの場から姿を消したのが目に映った。
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