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これから彼は、生徒指導が行われるらしい。元々、彼は不安定だったらしい。
閑は、きっと心の病気だって言ってた。……もし、私が彼を選んでいたら彼はどうなっていたのだろう?
「閖、余計な事あんまし考えてると、身が持たないぞ?」
「……うん」
閑の言いたい事は分かる。同情で彼と組んだって巧くは行かない。
……そう言いたいんだよね?大丈夫、ちゃんと割り切るから。
じゃないと、この世界では生きては行けない。
「ある程度ペアが決まった為、これから行う事の説明をする」
先生たちの顔は、いつに無く真剣なものだった。きっとこれが、二年生としての最大の授業なのだろう。
「授業の内容……それは、二人で一つの魔法剣術、“奥義”を取得してもらう」
先生のその言葉によって、一瞬にして会場はざわついた。
当たり前だ。
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