神の心の共鳴

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はい、お約束だよね。無理だっつの!!何を言ってるんだ、あの先生はっ。 先生は私たちの事なんかお構い無しに、此方に来るように促している。私と閑は顔を合わせ、同時に溜め息を吐くと前に出る。 うぅ~、女子からの視線が痛いよぉ。 閑って、何気なく人気だからね。 ……っまぁ、誰がなんと言おうと閑とのペアは解消しないけど。 「よし。いやぁ、二人が一番“合っていた”からな。説明しやすいと思ってな」 んん?“合っていた”?何が? もう、訳が分からない。閑の方を見ると、彼も全然話が見えないらしく眉を寄せて先生を見ている。 先生はそんなの気にせず、私と閑の肩に手を乗っけて来た。 「これから二人には“奥義”に必要な“共鳴”をやってもらう」 「共鳴?」 「何だ?それは……」
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