神の心の共鳴

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「素晴らしい!!此処まで完璧に出来るとはっ」 それが合図のように、私と閑は体を離す。 閑は平生の態度だけど、私は少しドキドキしていた。 みんなの前で、閑とあんなに接近したのは初めてだったから、恥ずかしい。 「いいなぁ~」 「私も生頼君と組みたかったぁ!!」 女子のそんな声があちこちから聞こえてくる。 閑にも勿論、聞こえている筈だか、彼は気にも止めていない様子。 私はそんな彼にほっと胸を撫で下ろす。 「二人ともありがとう!!まさかやりこなすとは思わなかったよ。それぐらいの信頼があれば、二人はもう“奥義”取得に入れるなっ」 先生は大したものだと付け足すと、私たちにもう一度見本のお礼を言うと、戻るように促した。 「今の状態が常に出来ていないと、“奥義”は取得出来ない。だからまず、この“共鳴”をみんなは出来るようにしてくれ」 先生がそう言うと、生徒たちは一斉に行動をし始める。そんな中、私と閑は先生に呼ばれた。 内容は勿論、“奥義”のことだ。
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