Miss You

4/19
前へ
/687ページ
次へ
扉の閉まったままの寝室を横目で見ながら、あたしはおずおず奥のリビングへと入って行った。 時刻はまだ夕方の5時だというのに、リビングはアイボリーの遮光カーテンが引かれていて、夜みたいに真っ暗だった。 あたしは窓に駆け寄って、静かにそのカーテンを開けた。 差し込むオレンジ色の光に、リビングが明らかになって。 そしてソファを見たあたしは、アッと息を飲んだ。
/687ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12537人が本棚に入れています
本棚に追加