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“「今はまだ無理だが力を溜めよう。
革命を起こすんだ。
草木枯れ行くこの国を助ける為には私達2人だけじゃ無理だ。
学園を造ろう。
この国で唯一自由の学園を。
学園は私の力で外界から見えないよう結界を張る。
学園で私達の力になってくれる子を育ててそれから大臣を倒そう。」
と
女王は争い事が嫌いだった。
武力では何も生まない。
武力は失うだけの物だと知っていたから。
だが確かに夢魔の言うとおり自分たち2人相手に国は無理だとわかっていた。
そして女王は夢魔の提案に乗り学園を造った。
それが【硲学園】である。
別名【革命学園】。”
ぱたん
「何を読んでいた」
手元にある少し古めかしい本を閉じるとどうやったらそんな事出来るのかと問いただしたくなるような姿勢(椅子を天井に引っ付け逆さまになりながら偉そうに座る)でカチャカチャとつまらなさそうに趣味のルービックキューブをいじっているキューブが声をかけてきた
「んー、昔話だよ」
「あー、あの我が輩が哀れな貴様に手を貸したと言うあの昔話か」
「哀れは酷くない…?」
「何一つ間違いではなかろう」
「…確かにね」
実質職場立場的にはマイの方が上なのに更にそのマイより偉そうに答えたキューブにマイは特に気を悪くするわけでもなくいつもの事であると思いクスクスと笑う
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