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少したつと、また扉が開く音がして振り向くとやっぱり先生だった。
「待たしてごめんね。プリント進んだ?」
「まあまあ……」
わたしは昼休みのことを思い出して自然と声が小さくなった。
「じゃあここまでとりあえずやってみて。」
「は、はい…。」
30分以上もたちやっとわたしは解き終わり
「できました……」
「じゃあ丸付けするから待っててね。」
「はい……」
「藍川さん。」
1分もたたないぐらいに先生は口を開いた。
「は、はい!!」
「どうして始めの1問しかあってないのかな?」
先生はどす黒い笑みをうかべていた。
「すすす、すみません!!!!」
わたしはとっさに頭を下げると先生はくすくす笑っていた。
「………えっ?」
「いや、ごめんごめん。なんか君でも謝るんだなーって思っちゃって。」
そう言ってまた笑われた。
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