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その日もいつもと変わりなく過ごしていた。
でも5限目ぐらいから雨が降り始めた。
「やばっ!傘ないし……」
「あたしもー!!」
「彼女に入れてもらおっかな~」
みんな休み時間になると口々にいろいろと言い出した。
でも、そんな期待もはかなく雨は止まず降り続けた。
「最悪~~!!麻希濡れるの絶対嫌っ!」
「じゃあ学校でずっと待っときなさい。」
「梨奈ちゃんひどい~!」
「じゃあさ、じゃあさ!走って誰が1番か競お!!」
「沙羅楽しそうだね。」
「そうかな?」
「唯ちゃんの帰る時間には止んでるといいね~!」
「まあでもわたしは、雷さえならなきゃ大丈夫かな。」
廊下で4人で話していたらHRが始まると誰かに呼ばれ教室にもどった。
帰るとき3人は結局普通に走って帰った。
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