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会議室に行こうとしたら、うしろから
「藍川さん!」
名前を呼ばれた。振り返ると他のクラスの男子だった。
「どうかした?」
「あのさー……今からちょっと時間ある?」
わたしは補習を理由に逃げようとしたが
(でも先生とこ行きたくないしなー)
そう思ったので
「ちょっとなら大丈夫だよ。」
了承した。
「な、ならちょっとついて来てくれない?」
「いいよ。」
するとその男子は校舎裏までわたしを連れて行き、
「えっと……あの……ず、ずっと好きでした!もしよかったら……付き合ってください!」
(やっぱり……)
わたしは少し悩むふりをして
「ごめんなさい。
わたしあんまり付き合うとか
考えてなくて……
その……友達とかじゃダメかな?」
男子は一瞬ショックそうな顔をしたがすぐに、
「ぜ、全然いいよ!ありがとね。あ、じゃあ携帯だけ教えてよ!」
「うん!」
男子とはメアドを交換したあと別れて、わたしは重い足どりで会議室へ向かった。
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