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少し経ってから叶が珈琲を淹れてくれた。
珈琲の良い香りが広がる。
「ありがとう。」
珈琲の香りを楽しみつつ口に入れた。
するとすぐに朝食が運ばれてきた。
「今日は、転入生がくるとか。」
「そうらしいね。」
そう、今日は私のクラスに転入生がくるのだ。
なぜか嫌な予感がしている。
「どうかしたんですか?」
叶が尋ねてきた。
「分かんないけどなんか、嫌な感じがする。何でだろう。」
「どうしたんでしょうね。何事もなければいいですね。」
そんな話をしつつも、朝食を済ませた。
それにしても、学校に行くということはなんて憂鬱なのだろうか。
私はいわゆる”特待生”で学校に行かなくても良いという特権を持っている。
しかし、生徒会長である限り休みすぎても問題だろう。
仕方なく学校に向かうため、車に乗った。
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