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すると城野内が、ああ、と頷いた。
「どうも彼らは『電気、電波、水』を使いやすいみたいなんだ。
携帯電話に死者から電話が来るなんてホラー映画にあったりするけど、あながちありえない話でもないんだよ」
「や、やめてください。
寒くなっちゃうじゃないですか」
朋美はプルプルと首を振った。
「トモが聞くから」
「そうですけど」
そんなやりとりをしていると、亜希が戸惑いの表情を見せていることに気付き、
二人は、すみません、と肩をすぼめた。
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