2.高坂邸

15/27
前へ
/546ページ
次へ
. すると城野内が、ああ、と頷いた。 「どうも彼らは『電気、電波、水』を使いやすいみたいなんだ。 携帯電話に死者から電話が来るなんてホラー映画にあったりするけど、あながちありえない話でもないんだよ」 「や、やめてください。 寒くなっちゃうじゃないですか」 朋美はプルプルと首を振った。 「トモが聞くから」 「そうですけど」 そんなやりとりをしていると、亜希が戸惑いの表情を見せていることに気付き、 二人は、すみません、と肩をすぼめた。 .
/546ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18526人が本棚に入れています
本棚に追加