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「まだまだ、無自覚の彼女に修羅場を?」
呆れたように言う海斗に、
修羅場?
そして無自覚って?
と目を向いた。
「ま、それも、仕方ない」
城野内は開き直ったように頷いた。
「あの、一体なんなんですか?
訳がわからないですけど!」
我慢も限界に来て、そう声を上げた時、
「お待たせしたね、それじゃあ、行こうか」
と黒金が姿を現した。
三人は顔を見合わせた後、はい、と頷き、
そうして彼と共に、『黒金邸』へと向かうこととなった。
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