4.対決

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. 城野内は、ふーっ、と息をつき、苦笑した。 「……だけど自分としては霊感の強い自分も嫌だったし、 人の目に見えないものと付き合うのも嫌だった。 だから心霊の世界には携わることから逃れようと、自分の特異体質から逃れるように勉強をして、弁護士になろうとしたよ。 その度にすごい妨害にあってね……」 そこまで言った彼に、床に線を描いていた朋美は手を止めて、 「妨害?」 と顔を上げると、 「あ、すまないがトモ、手を動かしながら聞いてくれないか。 早く君に五芒星を描いてもらいたいんだ」 と城野内は腕を組んだままそう言った。 .
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