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セレス「つまらないわね。アンタの攻撃は単純すぎるわ」
ロイド「どういう意味だ?手も足も出てない奴の言う台詞じゃあないな」
セレス「そうね」
そう言ったセレスは、次の瞬間その場から消えていた。
ロイド「!?消えた!?」
セレス「何処を見ているの?すでにアンタのエリア内でしょ?」
セレスはロイドの後ろで、少し腰を落とし、両拳を縦に並べるように構えていた。
ロイド「ちぃ!!」
ロイドは振り向きながら右ストレートを放った。
セレス「フッ!!」
セレスはそれを避けずに、ロイドの右の前腕を殴り、空いた胴体に両拳を同時に叩きつけた。
バン!ドゴォン!!
ロイド「ぐっ!がはっ!!」
ロイドは腹部を押さえて苦しんでいるが、セレスは追撃せずにロイドの復帰を待ってあげていた。
セレス「もう終わりかしら?」
ロイド「嘗めるな!」
ロイドは左ストレート、右ストレートを放つが、セレスには当たらない。
次に左フックを放ったが、左の前腕を殴られ、空いた胴体に再び両拳を同時に叩きつけた。
セレス「フッ!!」
バン!ドゴォン!!
ロイド「ぐっ!ごはっ!!」
かなり痛そうだが今度はなんとか耐えている。
ロイド「クソがぁ!!」
キレたロイドは、セレスに両手で掴みかかるが、セレスは両手の前腕を瞬時に殴り、3度空いた胴体に両拳を同時に叩きつけた。
セレス「フッ!!」
ババン!ドゴォン!!
ロイド「ぐがっ!げぼぉ!!....がぁああ!!」
ロイドは力任せに蹴り上げるが、セレスはそれをバク宙で華麗に回避した。
セレス「ハァッ!!」
セレスは素早く着地し、それと同時にロイドに急接近すると両拳を腹部に叩き込んだ。
ロイドはまだ足を上げ終わる前に攻撃され、変な体勢でリング外へと吹き飛ばされた。
ドゴーン!
セレスは静かに構えを解き、飛ばした先を見据えていた。
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