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セレス「さてと、次でラストね」
次の相手は身長2メートルぐらいありそうな大男だった。横に置いてあった身長と同じぐらいの大剣を背負ってリングに上がってきた。
審判「セレス対ギルム。試合開始!!」
ギルム「よくもマーチをやってくれたな。最初から全力で行くぞ!!」
ギルムは大剣を振り回しながらセレスに近づいていく。
セレス「なかなか速いわね。....!?剣が加速している!?」
ギルムが大剣を振り回すたびに、剣速が上がっていっているのだ。
ギルム「もう遅い!!」
セレス「くっ!!」
ギルムはなぎ払うように剣を振るい、セレスはしゃがんで回避した。
ギルム「終わりだ!」
セレスの頭の上を通り過ぎた剣の軌道が逆になり再びセレスを襲った。
セレス「!?はぁっ!!」
セレスはとっさに剣の振るわれている方向に飛び、ギリギリで回避した。
ギルム「やるな。普通だとあれで終わるはずなんだが」
セレス「危なかったわ。まさか軌道が変わるなんてね。どうやらそれは唯の剣じゃなさそうね」
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