セントラル学園  決闘編2

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マルコ「その掌のしずくを、これに入れてくれないかい?」 カレン「あ、はい」 カレンの手に垂らした液体は変色していて、それをマルコは回収した。 マルコ「僕はこの現象を『魔吸呪』と呼んでいます。これは魔力の根源を吸収し、何処かに送っているみたいなんですよ」 セレス「魔力の根源を!?」 マルコ「そうです。もっとも神聖な魔力の根源を吸収し、集める。これを行なっている犯人は、神の力でも手に入れるつもりなのでしょう」 エル「神の力、神力を....吸収して、送っているのならそれを追跡は出来ないのでしょうか?」 マルコ「今まではサンプルの回収が出来ず、魔吸呪を消すのが精一杯だったのですよ。サンプルがあれば分解し解読して、それを追跡することは可能でしょう」 真「つまりサンプルがある今、追跡も可能って訳だな」 マルコ「その通りです。数日時間をください。このサンプルから追跡できるものを作ります」 セレス「分かったわ。終わったら学園長に連絡してくれると助かるわ」 マルコ「それでは早速取りかかりましょうかね。それはそうと、貴女の力にも非常に興味あるのですが、僕の研究に協力しては頂けませんか?」 そう言ってセレスの方を見ると、孝一郎達はもう居なくなっていた。 マルコ「つれないですねー」 マルコは『やれやれ』といったようなポーズをとっていた。
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