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「いててて。いきなりすぎるだろ」
孝一郎が気がつくと、そこは半径100mぐらいの穴。地面と天井は白、側面の絶壁は黒。
白と黒の味気ない空間の反対側にエルが倒れていた。
「エルちゃん!!大丈夫か!?」
ルル「気がついたようね。そこでは神力と魔力が使えなくなってるわ。ちなみにエルは片足を挫いておいたわ。守ってあげなさい」
「ふっざけんな!!エルちゃんは関係ないだろうが!!今すぐエルちゃんだけを上に戻せ!!」
ルル「それは出来ない相談ね。神は人を愛してはいけないのよ。エルはその報いを受けなければならない。それじゃあそういうことで」
「ちょっと待て!!そんなくだらない事で!!」
エル「こーちゃん?....痛っ!」
「エルちゃん!無理するな!」
突然中央に剣が落ちてきた。
ルル「忘れてたわ。これを使いなさい」
そう言うと再び去って行った。
「クソッ!!」
孝一郎は中央の剣を取ると、すぐにエルの元に戻った。
「ごめんな。俺のせいでこんな目にあわせちまって」
エル「違います!私が悪いんです。それに脚も怪我してしまって。本当にごめんなさい」
「気にすんなって!それに前も言ったろ?もっと頼ってくれたら嬉しいって。俺が絶対にエルちゃんを守るからな!!」
エル「こーちゃん////こーちゃん、大好きです////」
カサカサカサカサ
上の方から妙な音が聞こえ出した。すると上からサソリのようなモンスターが何匹も落ちてくる。
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