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カイン「確かにあいつと一緒にいると、不思議とそれだけで楽しくなるよな。」
シャル「そうなのですかー。私も興味が沸いてきましたー♪」
キャシー「ダメダメ!クロ君はあたしのなんだからね!!もしシャルが気に入ったら『結婚するー』とか言い出すからダメ!」
シャル「だって私の夢は結婚してお嫁さんになることですからー。相手を探すのは当然ですよー?」
キャシー「クロ君は渡さないからね!その前にあの子を何とかしないと・・・。うん。次の試合はあたしが行くよ!」
そう言ってキャシーは前に出ていった。
カイン「まだ何も言ってないんだがな。」
シャル「キャシーがあそこまで本気なんて、ますます気になりますねー。」
実況「それでは次の試合を始め「ちょーっと待ったぁ!!」へ?」
キャシー「あたしはあの子に決闘を申し込むよ!!」
そう言ってキャシーは、エルを指差した。
エル「えっ?私ですか?」
キャシー「そうだよ♪君を倒してクロ君を貰うんだから♪」
エル「こーちゃんは絶対に渡しません!」
実況「おおーっと!いきなりの展開です!しかしそれではルール上真一選手は失格となりますが・・・。」
真「俺は構わないぜ。」
実況「しかし選手でない女の子・・・すみません。お名前を教えてくれませんか?」
エル「エルです。宜しくお願いしますね。」
実況「エルさんですね。とても美しい方で、実況の私もときめいてる次第です!」
観客席からもエルコールが飛び交っている。エルは学校でも相当な人気だが、いつも孝一郎達と一緒にいるので、滅多に声かけられることはなかったのだ。
「エルちゃん相当な人気だな。こんなに人気だってのは始めて知ったぜ。」
真「まぁ当然だな。あれだけ可愛くて美人だったら、誰でもファンになるだろ。」
実況「突然ですが、エルさんは学生ではないですよね?何故孝一郎チームにいるのでしょうか?」
エル「私は、あそこにいるこーちゃんの使い魔で、フィアンセです♪」
ほぼ全ての人達「なんだってぇぇーーー!!」
孝一郎がエルのフィアンセだと知った人達は、かなりのショックを受けているようだ。
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