セントラル学園  決闘編3

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カインとシャルはその目を見て背筋が凍るのを感じていた。 その時、孝一郎が不意にサングラスを真上に投げると、猛スピードで接近してきた。 カイン「くっ!!ファイヤーボール!!」 シャル「!?シャインアロー!!」 近づけさせないように、初級魔法を連発するが、全て避けられ孝一郎はカインの目の前に来る。 カイン「ちぃ!!」 カインはとっさに孝一郎を殴ろうとするが、孝一郎はその腕を掴み、鳩尾にひじ打ちをかました後、掌で顎を叩き空中に浮かした。 カイン「ぐ、ぐあ!」 シャルがすぐさま孝一郎にシャインアローを撃つ。 しかし空中に上げたカインを回し蹴りで蹴り飛ばした後に避けられ、再び撃とうとした時には手を叩かれ全然違う方向に撃ってしまった。 孝一郎はシャルの横から水面蹴りで足払いをして、転けそうなところを首を掴んで壁に投げつけた。 ドドーン!! 二人が壁に叩きつけられた時には孝一郎は元の場所に戻っていて、サングラスをキャッチ・・・・する予定だったが、遅かったらしく自分で踏みつけていた。 実況「な、なんというスピードでしょうか!!黒い眼鏡が地面に落ちる間に2人は壁に吹き飛ばされてしまいました!!」 真・セレス「プッwwププッwww」 これの完成形を知っている2人は、失敗した孝一郎を笑っていた。 カイン「ゴホゴホッ!なんて早さだよ。」 シャル「こんなに早いなんて凄すぎですよー。」 孝一郎は静かに、踏んでしまったサングラスを拾ってかけた。
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