15361人が本棚に入れています
本棚に追加
最初に攻撃を仕掛けて来たのはシャルだった。シャルは大振りなパンチを放ってきたので、孝一郎はそれを受け流し攻撃を加えようとしたところをカインが死角から飛び後ろ蹴りを仕掛ける。
孝一郎はシャルへの攻撃を止めて屈んで回避する。そこにシャルは膝蹴りを放つが、孝一郎は横に移動して避ける。
カインとシャルの絶妙なコンビネーションで、孝一郎の攻撃を封じ込めていたが、孝一郎に攻撃を当てることも出来ていなかった。
実況「凄い凄い!凄すぎます!!カイン選手とシャル選手の連携も凄いですが、何よりもその攻撃を全て避けている孝一郎選手が凄すぎです!!
目にも止まらぬラッシュ、ラッシュ、ラッシュ!!それを避ける、避ける避ける!!もはや実況が追い付きません!!」
ものすごい攻防に、観客席の人々も総立ちで応援し出した。
そんなとき、孝一郎がカインの攻撃でバランスを崩した。
「うを!」
カイン・シャル「はぁっ!!」
その隙を捉えて、二人は孝一郎の頭をサンドイッチにするかのようにハイキックを放った。
バッキーン!!
しかし孝一郎はその攻撃を両腕で受け止めて、ソバットを放つかのように開脚して、二人を蹴り飛ばした。
「なんちゃった!!」
カイン「ぐっ!」
シャル「あぅ!」
「貧弱!貧弱ぅ!」
孝一郎は吹っ飛んでいるシャルを右腕で抱え込むように捕まえて、片膝をついてその上に乗せた。
最初のコメントを投稿しよう!