セントラル学園  決闘編3

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デス「ギャギャァア!」 横の1体が目の前に現れたガイルを切り裂こうと、腕を振り降ろす。 ガイルはそれを避けつつ、腹に膝蹴りを当てて、回し蹴りで中央に吹っ飛ばした。 ガイル「お前も行ってろ!」 残りの1体の顔にソバットを食らわせて、中央に吹っ飛ばした後、足元に魔力を流した。 ガイル「【操炎黒印・三式】」 すぐさま高速で移動して、鎌を回収するとその場に鎌を立てて魔力を流した。 ガイル「【操炎黒印・終式(しゅうしき)】」 ガイルが終式を作ると、魔法陣が光って繋がり、全てのデストロイを囲んでいた。 ガイル「森羅万象を焼き尽くす裁きの黒炎。今ここに解き放ち全てを消し去れ!【黒炎葬送(こくえんそうそう)】!!」 囲まれた場所が、会場の天井に上がるほど大きな黒い炎に焼かれた。 デス「ギャギャギャァァー!!」 ガイルは懐からタバコを取り出し、黒炎で火を付けて、一服していた。 ガイル「フゥー。さて、帰るか」 そう言って大鎌を肩に担いで、ガイルは会場を後にした。 黒炎が消えた後には何一つ残っておらず、最初から何も起こってなかったかのような静けさだけが残っていた。 【孝一郎サイド】 エル「どうやらデストロイという生物は全滅したみたいですね。」 イケメン「そんなバカな!?あれだけのデストロイがこうも容易くやられるなんて」 「残念。無念。また来年ってか。それより、このカプセル少女を解放する方法を聞こうか」 イケメン「ふっ。もう無理だ。それは既に最終段階に入っている。融合する以外に解放する方法はない」 「あっそ。んじゃこのまま出しちゃえばいいんじゃないの?」 セレス「それは出来ないわ。今はカプセルの中の特殊な液体で魔力を整えてるけど、そこから出して意識を取り戻せば溢れる魔力を押さえきれず、肉体ごと大爆発を起こすでしょうね」 真「どうする?孝一」 「うーん。そのカプセルの隣にある魔法陣が人体融合の魔法陣なのか?」 セレス「そうみたいね。あとは魔力を流せば発動できそうね」 「なるなるwマルコさんちょっと」 マルコ「何でしょうか?」 孝一郎は魔法陣にマルコを呼んで、何やらヒソヒソ話をしている。
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