15361人が本棚に入れています
本棚に追加
エル「それでは魔王軍の幹部8名は、既にティアナさんと同等か、それ以上の力を持ってるのですね」
真「俺ぐらいの奴も居たりするってことか?」
セレス「それはありえないわ。ティアナ自体、神力レベル0.2程度よ」
「それを聞くと、適格者ってのは本当に特別なんだな」
ティアナ「あのー。話を続けてもいいかな?」
「ごめんごめんw話を割っちゃって。それで、最終段階って何なんだ?」
ティアナ「ええ。それはエルフの里にいる族長。私の母の捕獲なの!」
アリス「でもエルフの里は簡単には入れないはずです」
真「そうか。エルフの知識を取り込んだ幹部が場所を特定したんだな」
ティアナ「そうなの!急いで里に戻ってこの事を知らせないと大変なことになるわ!」
ティアナは今すぐにでも飛び出してしまいそうな雰囲気だった。
ティアナ「でも私達エルフだけの力じゃどうしようもないの。だから、貴方の力を貸してください!!」
ティアナはそう言うと、孝一郎の方へ来て手を握った。
「え?俺?言っとくけど俺、魔力低いし弱いよ?」
ティアナ「嘘はダメ!貴方の力はファルを通して分かってるんだから」
「ありゃりゃ。さいですかww」
アリス「それでは孝一郎さん、宜しくお願いしますね♪孝一郎さんが行ってくれるなら、私も安心です」
「いや、俺はまだ行くとは言ってませ「宜しくお願いしますね♪」・・はい」
アリスの無邪気な笑顔に対して、孝一郎は頷くことしか出来なかった。
真「孝一が行くなら俺も行くぜ」
エル「私もこーちゃんに着いていきます♪」
セレス「それじゃあ私も行くわ」
ティアナ「皆ありがとう!!それじゃあ早速準備して学園の魔法陣前に集合ね!」
そう言うとティアナは、あっという間に学園長室から姿を消していた。
「・・なんか俺、すっげー萎えてきたんだけど」
真「まぁ、我慢しろよ。故郷と親が危なかったら居ても立ってもいられないだろ?」
「それもそうだな。アリスさんのお願いでもあるし、頑張っていきますか!」
アリス「宜しくお願いします。あの子は、そそっかしい部分もあるので心配なんです」
「俺が行くからには、タイタニックに乗った気分で居てくださいよw」
セレス「それ、不安以外のなにものでもないからw」
そうして、孝一郎達は学園長室を後にした。
最初のコメントを投稿しよう!