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エルフの里に向かう準備をする為、孝一郎達は一旦解散して、再度集まることにした。
孝一郎の部屋
「しかし、エルフの里か。イケメンが多いんだろうなー。はぁー」
孝一郎はゲンナリしたような顔をしてため息を吐いた。
エル「どうかしたのですか?こーちゃんの方がカッコイイですよ♪」
「ありがと♪前は全然モテてなかったからイケメンには抵抗があるんだよ。勿論真一は別だけどな」
エル「こーちゃんはとても素敵な人ですよ。私が保証します!」
「おう!ありがとな!今の俺にはエルちゃんが居るから、他なんて気にならないぜ!」
そうして準備を終えた孝一郎とエルは学園の魔法陣へ向かった。
「あり?俺達が最後か。悪いな待たせちまって」
ティアナ「いえいえ。こっちが無理言って着いて来てもらってるんだから気にしないでね」
「おっし!それじゃ何処からどうやっていくんだ?」
ティアナ「エルフの里はここからだと南に位置しますから、先ずは闇の国に行くことになるね」
真「結界で転移が使えないから、馬車か何か乗り物を用意しないとな」
セレス「それなら問題ないわ。孝一郎が出すのよ」
「はい?」
セレス「だ・か・ら!アンタが乗り物を具現化しなさいって言ってるのよ」
「何ゆえ俺が苦労せねばならんのだ?断じて否!!」
セレス「ふーん。アンタ、エル様を歩かせるんだ」
「いや。エルちゃんは俺が抱っこする♪」
エル「ひゃっ!」
孝一郎はエルをお姫様抱っこした。
「こうしたらエルちゃんと密着出来るし、一石二鳥だな♪」
エル「はぃ///私もこれがいいです///」
セレス「いいから出せ」
「すすす、すみません。調子乗ってました!!」
孝一郎は凄んだセレスに恐怖してしまい、エルを下ろした後土下座して謝っていた。
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