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「はぁ~い……あっ、英二さんじゃないですか!お久しぶりです!」
そこから現れたのは犬井凜(りん)。
正真正銘、犬のたった1人の妹である。
黒髪ポニーテールにとてもスタイルの良い高身長。
中学1年とは思えないほどの落ち着いた雰囲気なのに、幼さ残るとても可愛い顔立ち。
俺も久々に会ったが、知らない人がみたら犬じゃなく完全に凜ちゃんが姉だと思うだろうな。
ちょうど部活にでも行くのか、凜ちゃんは上は学校指定の体操着に下はジャージをはいている。
「凜ちゃんはこれから部活?」
「はい!今度近くにまた大会があるので、今日は学校で朝練なんです!
英二さんは今日はお兄ちゃんと何処かに出掛けるんですか?」
「うんとまぁ、そんなとこ」
俺がそう言うと、凜ちゃんは急に腰を折り俺に向かって深々と頭を下げてきた。
そして次に言った言葉に俺は驚愕した。
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