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「ほんと、いつも兄がお世話になってすみません……。
だらしない兄ですけど、これからも兄と仲良くしてあげてくださいね」
俺の中でズドーンと低音の電撃という衝撃が体中を走った。
………んなッ!なんて、なんて優しくてイイ子なんだ!
いつも思うけどどうしてこんなにも兄と高低差があるんだ!?
まさしく月とスッポン!
聖衣と鼻水付きのティッシュくらい違ェェェェ!
くそッ!俺は一人っ子だからこういう時は悔しいけど犬が凄くうらやましい………。
「凜ちゃん!」
「はい?」
「俺の妹にならない?」
「……えっ?アハハ、英二さんったら相変わらず冗談が上手いですね」
「じゃあ姉では?」
「あの~…色々と妥協する方向違くないですか?」
すると、苦笑いを浮かべる凜ちゃんは思い出したように俺にこう言ってきた
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