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「あっ、そうだ英二さん。申し訳ないんですけど、お兄ちゃんに朝ごはんは下のリビングに私が作っておいたから
ゆっくり噛んでたべてねって伝えてもらえませんか?」
「わかったお安いご用だ……って、ちょっと待った!凜ちゃんが朝ごはん作ったのか!?」
「あっ、はい!今日はお父さんとお母さんも朝早くからいないので。
それに作ったって言っても焼いたシャケと味噌汁とご飯だけなんですけどね……アハハ」
いや、もう十分だよ!十分完璧な朝ごはんメニュー作ってるよこの子!
「凜ちゃん!」
「あっ、はい!」
「俺の娘になってくれ」
………
……
…
あの後俺はやんわりと断られ、凜ちゃんは荷物を持って部活へと行ってしまった。
そして俺は今無性に犬がうらやま……じゃなくて、憎たらしい……。
とまぁ、そんなこんなで犬の部屋の前へと来た俺は、別にノックもせずにドアを開けた。
すると部屋の中でなんと犬がとんでもなく!!
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