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「ぐがぁ~…!ぐすぴ~っ…!」
大きなイビキをかいてコタツに下半身を突っ込んだまま爆睡していた。
こんの野郎……こんな寒い朝から人を呼び出しておいて
自分はヌクヌクと寝てるとはいい度胸じゃねぇか……!
俺は音をたてないようにそっと部屋に進入すると、コタツの強さを強に設定した。
そして、気づかれないように犬の両足を引っ張りだして、上半身をコタツの中にもぐらせた
そして現在待機中……
10秒経過……
まだ反応がない
20秒経過……
まだ反応がない
30秒経過……
まだ反応がない
40秒経過……
「ぶはっしゃ!アーッチチチチチ焼け死ぬー!」
犬が元気100倍に飛び出してきた
「よぉ犬、気持ちのイイ朝だな!」
「全然気持ちよくねぇよ!砂漠で巨漢の裸おっさんに添い寝される夢見ちゃっただろーがぁぁぁ!」
「まぁまぁ、そんな熱くなるなよ。目覚めの熱いコーヒーでも飲むか?」
「俺を枯らす気かッ!!」
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