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俺は頭をかきながらタメ息を吐いた
「んで?父さん何の用?」
「あぁ、そうだコレ。なんかさっき小柄な可愛い女の子が来てな、お前に渡してくれって」
そう言って父さんはたたまれたソレを俺に手渡した
これ……俺のコートだ
てことはコレを届けにきた女の子って……
「しかしな~英二、いや、エロじさんよ」
「エロじとか言うなッ!」
すると父さんは俺の肩に手を回して顔を近づけてきた。
そして声を低くして
「まさかお前にロリータ属性があったなんてな…。レナちゃんという超可愛い彼女がいるってのに、あんな小さい子をはべらしていたとは……おぉ~怖い怖い……」
「はぁ!?何勘違いしてんだ!てか別に俺はロリ属性じゃねえ!」
「みなまで言うなッ、お前の趣味を父さんは理解してやれないが、見守ってやる事はできるからよ。お前は己の道を突き進め…な?」
人の話しを聞けェェェェ!
「あっ、でも犯罪にだけは手を染めるなよな?」
そう言い残し父さんは怪物から逃げるかのように去って行った。
「はぁ~…、ったく、またいらぬ誤解が…。ん?なんだコレ?」
コートの間に何か紙切れみたいなのが挟まっている。
取り出して見てみると、小さなメモ用紙に文字がかかれていた
そこには一言こう書かれていた
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