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奴は嬉しそうに、
「そーそー。そーいやきみは、ふつーの事物を非論理的に考えることもできるんだよな。その異常性は注目にあたいする」
「‥そーかそーか、」
あたしはフと思いついて、奴のかおをまじまじと眺め‥それからゆっくりと腕をひらき、奴に抱きついた。
そして、奴の耳もとにささやく。
「これからあたしが何をするかについて、あたしがこれからささやくコトバを元に考えて、あててごらん」
と。
応えて奴は「いいよ」と、事もなげに言い放った。
あたしは言った。
「‥‥愛してる」
了
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