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奈緒を狙った夏樹くんの動きは速くて、とめられなかった
だから私は奈緒の壁になって、そのナイフを左手で受け止めた
夏樹「なんで・・・そこまで」
玲菜「夏樹くんが秋穂さんのためにしたのと同じだよ。
秋穂さんが大切だったから、勇飛を殺そうとしたんだよね。
もう戻ってこないのはわかってても、秋穂さんのこと、今からでも守りたかったんだよね。
本当の理由はわかってあげられなかったかもしれないけど、その気持ちはちゃんと秋穂さんに伝わってるよ」
勇飛の回復がある程度終わったからか、秋穂さんがいつからか夏樹くんの横に立っていた
夏樹「姉ちゃん・・・」
ずるりと崩れ落ちる夏樹くん
その頭に優しく手を添える秋穂さん
夏樹「・・・姉ちゃん?」
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