-プロローグ-

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「…ッ!」 思い切り体を起こす。まだ時間帯は深夜。 「あれ…夢じゃないのか」 右手には、あの空間の中で渡された、御札が握られていた。 『さびれた神社の前で御札を掲げなさい』 あの女性に言われた言葉を思い出す。親は他界してしまってるし…試しに行ってみようか。 そうだ、俺の自己紹介がまだだったな。 俺は現夜 舜(うつつや しゅん)。背は143しかないが、これでもれっきとした高校生だ。ついでに2年な。 よく女の子に間違えられるけど、男だからな? とりあえず、部屋の電気をつける。そして、着替えや荷物を準備する。え、なんで荷物を準備するかって? 俺の勘が合ってれば、あの空間で会った女性は、あるゲームや某Smile動画で有名な人物。 俗に言う『幻想入り』ってやつの原因だ。おそらく、俺もその『幻想入り』をするのだろう。 とりあえず準備を… ボスッ 「…ん?」 頭の上にウエストポーチが降ってきた。それに何か紙がついてる。 『四次元ポーチ~容量無限・重量無視~』 …よし、貰っておこう。 『舜 は 四次元ポーチ を 手に入れた !』 少年準備中…
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