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「…初夏とはいっても寒いな」
神社には着いた。が、意外に寒かった。俺の服装は修行するときに着ている黒い袴っぽいもの。ちなみにサイズはフリー。
季節は今言った通り初夏。真夜中ということもあってか寒い。
「さて…久しぶりに来たな、『博麗神社』」
ここは『博麗神社』と言われる、滅多に人が寄らない神社。物凄くさびれている。
「んで…御札御札…っと」
ポーチから例の御札を取り出す。おそらく行き先はあそこだ。なら敢えて言ってやろう!
俺は御札を掲げて、叫んだ!
「幻想郷への道よ、開け!」
「了解よ♪」
「…へ?うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
聞いたことのある声が聞こえ、足元の足場が喪失。夢の空間のようなものに落ちて行った。そして、意識が朦朧としていく…。
「貴方達の子は、私達が見守るわ。だから安心して、安らかに眠っていてね…」
「私の親愛なる友人、現夜望(のぞむ)、八雲希(のぞみ)」
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