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「ふっ。実に面白い女子だ。女子の癖に胴着まで着ているとは」
「単純に着るものがないだけだ。で、私のこと何処まで聞いたか分かんねぇけど何処まで聞いたんだ?」
「家族に捨てられ江戸から京まで来たが、行く場所が無く困っていたところに近藤がお前を男だと思って匿うことにしたが実は実は女だったというとこまでだ」
近藤等三人はヒヤヒヤしながらそれを聞いていた。未来から来たと言えばややこしくなるだけだ、と土方が言い、そういう設定にした。これを聞いて明輝が事実じゃないと言えば余計面倒になるが…。
「ふぅ~ん。私のことそんなに話してんだな、勝手に。まぁ良いけど…。続き言うと間者だって疑われてるってとこだな」
顔をいっさい崩さず言っているのが本当らしさが出ていた。
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