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「夢?それは一体どんな夢なんだ?」
近藤は明輝に静かに聞いた。震えているという事は何か恐れてだと思ったからだ。
明輝は大きく深呼吸をした。
「死んでた…。胸を刺されて死んでたんだ…。その隣に誰かもう一人死んでた…。顔は思い出せない。
それに…」
「ちょっと待て!お前、それが正夢になるとか思ってねぇよな」
「そんなの知らねぇよ!!
……分かんねーぇよ、そんな事。」
土方が言ったことに対して強く言ったが、それも泣きそうな声でだんだん弱々しくなっていった。
「土方君、ちょっとあなたは黙っておいてください。明輝さん続きが言えるようだったら言って下さい。無理はしなくて良いですよ」
山南が土方に溜め息混じりに言った後土方が「はぁ?」と言ったがそれを無視して明輝に優しく言った。
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