悪夢の人
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「あの、部屋の前にいた新見って人…。 あの人は…………首を」 「もう喋らなくて良いですよ」 下を向いていた明輝は山南の言葉で顔を勢いよく上げた。 「辛いでしょう。もう今日は良いですよ。総司の部屋に戻ってゆっくりしてください」 「あぁ、山南さんの言うとおりだな。明輝さん、今日はゆっくりしておきなさい」 「……分かった」 ゆっくりと立ち上がって、部屋を出ていった。
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