四刻「灰雛と日常と現実と非日常と非現実と」

19/42
前へ
/382ページ
次へ
「と、ともかく!神と名乗るのは勝手です、ご自由に。 ただ……俺達もそういう“もの”だということです。あなたには皮肉でしょうが、どんなに大きな宗教の神々たちですらそうなのです。自分達が例外ということはない、ということですよ。まぁ……俺は違うんですが……つまり、世界が言う“神”もあなたが言う“神”も結局同じもの、人の望みによって生まれ“存在”を成した“偶像”なんです。だから尋ねたのですよ、本当にあなたはあなたの意思で動いているのか、とね」 「……」
/382ページ

最初のコメントを投稿しよう!

115人が本棚に入れています
本棚に追加