四刻「灰雛と日常と現実と非日常と非現実と」
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「みこちゃんっ……!」 突然手を繋いでいたまりーがその力を強めた。 「これ以上は……ダメ! いま進んじゃ……ダメ……!!」 まりーの静止に、灰奈を追うはずの足は止まる。 「まさか……!?」 まりーはなにも答えず、コクリと一つ頷いて見せた。 「絶界……」 それは近づけない空の領域。
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